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ふんわりと柔らかい女性らしい香りがした時に、男性はドキッとします。しかし、正しい香水の付け方をしていますか？やり過ぎはマイナス印象になってしまいます。

香料は、植物や動物から作られた天然香料と、科学的に合成して作られた合成香料があります。食品以外に香りを付けることを「フレグランス」と呼びます。
フレグランスは、香水、化粧水、芳香剤、線香、アロマオイル、石鹸、シャンプー、洗剤、柔軟剤など、様々な用途で活用されています。 例えば香水は、香料とオイルを混ぜて作られます。その際、天然香料や合成香料は関係なく混ぜ合わせます。１つの香水にいくつもの香料が使われており、50種類〜200種類の香料を使って作られている香水が多くなります。このように調合した香料は調合香料と呼ばれます。

デパートなどに行くと、たくさんの香水が販売されています。
たくさんの試供品を中から、自分好みの香水を選びますが、実は香水は体臭と混ざり合うため、同じ香水を付けても使う人によって香りが変わって来ます。また、体臭や汗の臭いを消してくれるデオドラント剤と香水は全く違う用途になります。香水を特に付けてはいけない場所としては、汗をかきやすい腋の下や蒸れやすい足の裏。それから、粘膜や傷口、顔にも付けてはいけません。
香水を付ける場所としておすすめは、脈打つ場所です。手首につけると衣服や物に触れることが多いため、他の箇所よりも早く香りが消えます。夏場はひじの内側につけると、動作をする度に香りが舞い、効率良く香りを相手に届けることが出来ます。香りは身体の低い位置から高い位置へとのぼっていくため、ももや膝などに付けると、全身が香りに包まれるような気持ちになります。肩や首筋などもおすすめです。相手に香りを届けるのではなく、自分だけが香りを楽しみたい場合は、手の甲や手首に付けるようにしましょう。
香水は1プッシュ手首に付けるのが基本です。もしも付け過ぎてしまった場合には、乾かないうちにティッシュ（もしくはコットン）ですぐに拭き取り、さらに消毒用アルコールで拭き取ります。

さて、世の中には様々な香水がありますが、男性が好む女性の香りと言うものが存在します。女性らしい良い香りに弱い男性は意外と多いものです。
男性の弱い香りとしては、石鹸の香り。それから、フローラル系の優しい香り。そして、シトラス系の柑橘類の爽やかな香り。
清潔感のある香りや、家庭的な香り、ナチュラルな香りが女性らしいと人気が集まっています。バニラやイチゴの甘い香りを好む女性も多く、男性にも女性らしい甘い香りとして人気はありますが、中には甘すぎる香りとして苦手にしている男性もいますので気を付けて下さい。
また、一言に「香り」と言っても、全員が香水を好むわけではありません。一番人気のものは、実は髪の毛から香ってくるシャンプーのほのかな香りなのです。それから、洋服から香る柔軟剤の香りも好まれます。ふんわり香る香水の香りは人気ですが、付け過ぎの強い香りは不評ですので、気を付けて下さい。

よく、フローラル系やシトラス系と書かれた香水や柔軟剤などを見かけます。これらがどのような香りなのか、簡単に説明致します。

フローラル系
甘い花の香りや緑の香りになります。バラやジャスミンの香りが多く、香水市場で最も人気のある系統になります。

シトラス系
柑橘類（レモンやミカン、ライム等）のフレッシュな香りで、初心者にも扱いやすい香りです。カジュアルで男女共に爽やかな香りとして人気があります。

シプレ系
ベルガモットやオークモスを基調とした香りで、上品でフォーマルな雰囲気の漂う香りになります。

フゼア系
ラベンダーやゼラニウムなどを基調とした香りで、男性的で渋みのあるエネルギッシュな雰囲気の香りになります。

オリエンタル系
バニラやミルラやフランキンセンス、オリバナムなど、東南アジアやインド、中近東原産の香辛料や樹木や樹脂を基調としています。エキゾチックで妖艶な甘さと重みのある香りになります。

アニマリック系
ムスク（ジャコウジカ）などを基調にした、動物的な香りになります。

ウッディ系
樹の皮や葉、小枝から抽出される香りで、白檀やパチュリなどを基調としています。特に男性向けのものに使用されます。

オゾン系
海の香りや空の香りなど、自然界には存在しない香りをイメージで作ったものになります。瑞々しい透明感のある香りが特徴的です。

香水を手首や腕につけたり、柔軟剤の香りにこだわったり、女性らしい香りを身に着けようとされている方はたくさんいます。柔軟剤を使う時は、洗濯機の柔軟剤専用の投入口から入れるようにして下さい。通常の洗剤の投入口に入れると、柔軟剤の香りが付かないことがあります。
また、どんなに香りを付けたくても、柔軟剤を作っているプロが指定した量を守ることは必須です。入れすぎると違う香りになることや、香りが分からなくなることがあります。また、タバコの臭いや食べ物の臭い、血液の臭いなど、匂いが強い汚れと一緒に洗うと柔軟剤の香りが消えてしまいますので、匂いのする汚れは先につけおき洗い等で消しておきましょう。
また香り上手になる方法として、香水をスプレーした紙を使う方法があります。この方法を使うと、肌が弱い方でも香りを楽しむことが出来ます。胸ポケットに入れ持ち歩いたり、カバンに入れてハンカチやティッシュに香りを移したりして、香りを身にまとうことが出来ます。洋服に直接香水をつけるのは、しみの元になりますのであまりおすすめは出来ません。
良い香りのハンドクリームを使うと、職場での書類の受け渡しの際に気が付いてもらいやすくなります。